トップメッセージ

アウトソーシング業界を、もっと魅力的に

パーソルワークスデザインは、2018年10月にBPOを手掛けるパーソルグループ内の3社が統合して誕生しました。

パーソルグループ内において『ワークスデザイン』という社名を付けた理由としては、従前の「はたらく」、つまり『ワーク』に関して、すべてをデザインし直して“新しい価値を創造していこう”という意味を込めています。

デザインし直すという意味では、私自身「アウトソーシング業界そのものを魅力のある業界にしていきたい」と考えています。私は派遣業界の営業出身ですが、派遣のマーケットが急成長していくのを目の当たりにしてきました。玉石混交だったところから法律も定められ、まさに“業界”として認められていったのです。

しかし、アウトソーシング業界に関しては、まだ欧米に比べても未成熟なところが多くあります。ですから、マーケット自体を成長させていくと同時に、魅力のある業界にしていきたいと考えています。

労働集約型から知識集約型へ

具体的にやりたいことの1つは、労働集約型からの脱却です。いわゆる“知識集約型”と呼ばれる『知が集約された業界』にしたいのです。そうすることで、会社としてのプレゼンスも高まり、人も集まり、お客様にもより一層貢献できる。そんな好循環を生み出していきます。

また、一般企業では“コア”ではない業務が、アウトソーシング企業では『中心事業』という扱いになります。つまり、一般企業でノンコア業務をしながら評価されていない人がいた場合、当社に来ていただくことで光が当たり評価されることになる。そうすることで、はたらく人たちのやる気は高まっていくはずです。

アウトソーシング業界全体が成長し、はたらく人の評価も高まることで、当社のビジョンである『ワクワクワークのあふれる社会へ』が実現できるのではないかと考えています。

そうして、当社だけでなく関わる人達や家族、さらには業界全体や日本全体が活気に満ちて「未来に期待が持てる」という状態にしていきたいのです。

『サービスインテグレーター』を目指す

2018年10月に3社が統合し、2019年4月にはパーソルテンプスタッフ株式会社の「採用代行部門」を統合して『HRソリューション』事業も加わりました。

これにより、パーソルワークスデザインは『BPO』『ヘルプデスク/コールセンター』『ヘルスケア』『HRソリューション』と4つの事業を推進していますが、私の役割として4つの事業のアウトプットが「4」ではいけないと思っています。掛け合わせることで「5」や「6」などと、新しい価値を生み出していかなければなりません。

そのためにも新しい事業を創造していき、『サービスインテグレーター』を目指していきたいと考えています。

『事業成功のカギは「6:3:1」のバランスだ』と考えます。「6:3:1」とは、「People-60%:Process-30%:Technology-10%」を意味します。

近年のテクノロジーは加速度的に進化しており、コールセンターではオペレーターのサポートにAIが活用され、BPOの領域でも“BPaaS”と呼ばれる形態が増えてきました。

HR・ヘルスケア領域でもDX推進によって、業務の一部が自動化されています。もちろん、それらのテクノロジーは活用していくのですが、それよりも大事なのはやはり事業成功の60%を占める「People」、つまり“人”だと考えます。

ツールやテクノロジーを活用するにはプロセスが必要であり、そのプロセスを作るのは人間です。つまり、新しい価値を創造して事業を成功に導くには、やはり個人にフォーカスして投資もしていくべきだというわけです。

そのためにも、従業員の皆さんには成長ステージを用意し、投資をし、チャンスを提供していく。失敗も許容する。チャンスの無い会社、失敗のできない会社に魅力は無いのではないか、と私は思うのです。

仕事を企て、価値を創出し、“面白い”会社へ

先述した通り、パーソルワークスデザインの社名については『ワーク』のすべてをデザインし直して“新しい価値を創造していく”という意味を込めています。

ただ、もう一つ『ワークスデザイン』には、従業員の一人ひとりが主体的に実行する、という意味も込めています。これを表現したのが、当社のミッションステートメントにも使用している『企てる』というキーワードです。

日常の“当たり前”を見つめ直して、新たな価値を創出する。与えられることを待つのではなく、自らが主体的に仕事を企てる。そのことにこそ、仕事のやりがいや楽しさを大きく見出せると考えています。

そのため、当社では新たなビジネスモデルの創出を目的として、社員から新サービス案を公募しています。優秀なアイデアは実際に事業化を推進していく取り組みを行っており、今後も拡充させながら加速させていくつもりです。

このような取り組みを通し、従業員一人ひとりが日頃から仕事を“企てる”ことを意識するようになり、お客様や社会へより大きな価値を創出し続けていく。

そうして、従業員にとっても、お客様にとっても、「パーソルワークスデザインとは、なんだか面白いことができそうだな」と思ってもらえる、そんな会社にしていきたいと考えています。

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