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2023.03.15

女性管理職座談会

管理職もキャリアの選択肢のひとつ。
女性社員のロールモデルとなり、多様なはたらき方を推進したい。

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サービスデザイン本部
エンタープライズ推進部 2課 課長

大久保 由夏

2004年中途入社

前職では同業他社でオペレーターとして窓口業務を経験。その後、ハウコム(現・パーソルワークスデザイン)に転職し、複数のプロジェクトの窓口業務、新規案件の立ち上げに携わる。現在は課長を務めるかたわら、プライベートでは子育てに奮闘中。

サービスデザイン本部
CSソリューション2部 3課 課長

久縁 依結

2016年新卒入社

入社後、オペレーターとして大手金融機関の窓口業務に携わったのち、スーパーバイザーとしてプロジェクトの全体管理に従事。その後、サービスマネージャーとして複数のプロジェクトを経験し、現在は課長としてチームのマネジメントに尽力する。

パーソルワークスデザインのオフィスは、池袋本社をはじめ、東京、宮崎、長崎の3拠点にアウトソーシングセンター構えています。各地の観光地を積極的にデザインに取り入れた温かみのあるオフィス作りを行い、そこではたらく人たちがリラックスして仕事ができるようさまざまな工夫を凝らしています。九州のアウトソーシングセンターではその点が高く評価され、快適で機能的なオフィスを表彰する「日経ニューオフィス賞」も受賞しています。

親しみやすい社員が多く、助け合いの風土がある

はじめに、パーソルワークスデザインへの入社理由を教えてください。

大久保

前職の会社は今と同じコールセンターの業界だったのですが、そこでオペレーターとして窓口業務を担当し、新人の教育なども任せてもらっていました。仕事にはやりがいを感じていたのですが、もう少しプライベートと両立をさせたいと考えるようになり、転職活動を始めることにしました。
当社を知ったのは、まだハウコム(現・パーソルワークスデザイン)として設立したばかりのときでしたが、すごく可能性を感じたことを覚えています。入社を決めた理由は2つありました。まず、一から会社を創っていくというプロセスに関わることができる点が魅力的でした。そして、ここなら前職のコールセンターで得たスキルを会社に還元できると思った点です。

久縁

大学生のときに参加した企業説明会で、当社の社員の方にはすごく親しみやすさを感じていました。一方で、その後にお会いした女性管理職の方の話を聞いたときに「スマートにはたらく女性を体現していてかっこいい」と思ったことが決め手となり、入社しました。

パーソルワークスデザインの雰囲気について教えてください。

大久保

入社前に感じていたことに間違いはなく、本当に親しみやすい社員が多いです。困ったときも社員同士でフォローしあう風土がありますし。また、成長するためにチャレンジが必要なときには、厳しくも温かい言葉をかけてくれますね。そういった環境が自身の成長につながっているなと感じています。

久縁

大久保さんと同じで、親しみやすい社員が多いこともありますが、役職問わず社員同士の距離が近いところが最大の魅力だと思います。役員との距離が近いという点も会社が成長する上で、軸の一つになっているのではないかと思いますね。

仕事とプライベートを両立できるか当初は不安だった

二人はもともと管理職を目指していたのですか?管理職になった経緯を教えてください。

久縁

入社当初から管理職を目指していたわけではなかったのですが、はたらく中で徐々に管理職を目指すようになりました。最初に着任したプロジェクトで管理職に近い席だったので、はたらく姿をすぐそばで見ていました。単純にかっこいいなと思ったのが、目指すきっかけになったのかもしれませんね。
管理職を目指したいと上司に伝えてからは、社外イベントや社内委員会への参加など、表舞台に立つ機会をより多く与えてもらったなと感じています。

大久保

もともとメンバーと協力してチームを引っ張っていくことが好きだったので、いずれは管理職になりたいという思いはありました。以前も上司から管理職の打診があったのですが、そのときは「自分の叶えたいライフプランがあったので、あと数年待ってください」と伝え、一旦お断りしました。
私のライフイベントを優先してくれたことは、とてもありがたかったですね。その後、産休と育休を2回取得し、子育てが落ち着いたタイミングで改めて管理職にチャレンジしました。

プライベートとの両立はいかがですか?

大久保

当時、周りに同じ年代の子供がいる女性管理職がいなかったので、「家庭と仕事を両立できるかな?本当に大丈夫かな?」という不安はありました。実際に管理職になってからは一定の忙しさはありましたが、裁量を持って仕事を管理できるので、特段負担に感じたことはないです。
プロジェクトが落ち着いている状況であれば、早めに帰って趣味や家族の時間を楽しんでいます。また、子どもの学校行事などで休む日が事前に決まっているときは、配下のサービスマネージャーに業務を引き継いで休むことも。当初想像していたよりも家庭との両立はできていますね。

久縁

そうですね。毎日遅くまで残業しなければならないというわけではないので、私も仕事とプライベートの両立はできていると思います。ただ、新規プロジェクトを立ち上げたばかりの忙しい時期や、トラブル対応が必要なときなど、状況に応じてプライベート面を調整することはありますね。

メンバーの支えがあるからこそ、自分がこうしてはたらける

管理職になって苦労したことはありますか?

久縁

事業が拡大していく中で、個々のメンバーをマネジメントしながら、会社の利益向上に貢献することがこんなにも難しいんだと実感しました。メンバーそれぞれの得意・不得意を見極めつつ「どうアドバイスすればモチベーションが上がるか」、「実践してもらうためにはどうやって伝えればいいだろうか」と常に試行錯誤しています。
成果を出すために、ときには厳しいことを伝える必要もあるので、最初はコミュニケーションで悩むこともありました。しかし、今は社員の成長のためと考え、メンバーの体調やプロジェクトの状況を考慮しつつ、メリハリあるフォローができるようになったと思います。

大久保

マネジメントするメンバーの数が増えると、それに比例して仕事の量も増えていくので、そこが大変な点でした。管理職になった当初はメンバーが30名ほどだったので、なんとか個人面談の時間をつくれていたのですが…今はメンバーが倍以上に増えたのでどんな人がいるのか、把握することが難しくなっています。
管理職ではありますが、同じ社員としてメンバーとは常に近い距離で仕事をしたいと思っています。なので、一人ひとりと密に接することができないもどかしさを感じることもありますね…。

増えたメンバーをどのようにマネジメントされていますか?

大久保

今は割り切ってメンバーの管理や育成を配下のサービスマネージャーに任せています。
仕事を任せる機会も増えて「周りのメンバーの支えがあるからこそ、自分がこうしてはたらけているんだ」と管理職になってから、より一層感じるようになりました。そして、管理職であっても「困ったときにはメンバーを頼ってもいいんだ」と素直に思えるようになりましたね。

管理職としてはたらくやりがいや面白さを教えてください。

久縁

メンバーの成長が自分のやりがいです。現在は配下のスーパーバイザーやプロジェクトリーダーに、お客さまとの定例会議でプロジェクトの進捗状況の報告をお願いしています。それぞれが現在の役割に着任した当初は、フォローすることも多くありました。
しかし、フィードバックを重ねるうち「自発的に、目的をもって報告・行動できるようになったな」と感じることが多くなりました。そういう場面でメンバーの成長を実感できたときがすごく嬉しい瞬間ですね。

大久保

自身の成長を実感できたときはメンバーの成長と同じくらい嬉しいですし、仕事の面白さを感じますね。管理職になってからは、お客さま企業の管理職の方と折衝する機会が増えたので、お客さまの事業方針など意識してプロジェクトを俯瞰できるようになったと思います。
あとは、裁量を持って仕事ができるので、自分で考えた施策がうまくいったときはやりがいや面白さを感じますね。

管理職に求められるスキルや能力はありますか?

大久保

メンバーと信頼関係を築くためにも、コミュニケーション力は必要だと思います。「今困ってそうだな」、「いつもより体調悪そうだな」と思ったら一声かけたり、休憩時間に趣味について聞いてみたり、日ごろから些細なコミュニケーションを大切にしています。
もともと人と話すことが好きですし、割と人の変化に気づきやすいほうなので、その強みが今活かせていると思いますね。

久縁

大久保さんと同じで、コミュニケーション力は必要だと思います。社内外問わず関わる人が増えるので、相手や状況に応じてコミュニケーションの仕方は工夫しています。
あとは自責で物事を考えることが大切だと思います。他責にしてしまえば楽ですが、何の解決にもならないです。そのため、まずは「なぜ失敗したのか」、「ほかに改善できることはなったのか」と振り返るようにしています。他者からのアドバイスを素直に受け入れることができれば、自分のプラスになるはずです。

管理職がキャリアの最終ゴールだと思わず、理想のキャリアを描いてほしい

今後の目標や挑戦してみたいことを教えてください。

久縁

私の地元でもあるこの宮崎で“はたらきたい企業ナンバーワン”として社名が挙がるように、企業の認知度向上に貢献したいです。そのためにも、私自身が女性管理職として一つのロールモデルになれるといいなと思っています。
私が大学生のとき、当社ではたらく女性管理職の姿に惹かれて入社したように、今度は私の姿を見て、「この会社ではたらいてみたい」と応募者の方が思うきっかけになれたら嬉しいです。

大久保

当社のミッションにある「ワクワクワーク」を自身が体現するとともに、もっとメンバーにもワクワクできる機会を提供したいと思っています。どんな仕事が自分に向いているのかわからない、キャリアビジョンがまだ描けていないという社員もいると思うので、視野を広げるきっかけを提供していきたいと考えています。
あと、年々組織が大きくなっていて普段は仕事で関わらない社員も増えてきているので、社員同士の交流を深める機会がつくれたらいいなと思っています。

最後に、女性の応募者の方にメッセージをお願いします!

大久保

女性管理職の仲間が増えるのはもちろん嬉しいですが、管理職だけがキャリアの最終ゴールではないので、ご自身の望むキャリアを描いてほしいですね。一度管理職にチャレンジしてから、現場のスペシャリストに方向転換するのもありだと思います。

久縁

管理職になる前は不安な点もありましたが、上司や周りのメンバーなどがしっかりフォローしてくれます。なので、管理職になることに対してあまり身構えず、キャリアの選択肢の一つに入れていただければ嬉しいです。

※記事の情報は公開日時点のものです