採用のゴールはひとつだけど、ゴールまでの道のりは複数。さまざまな道のりを経験できるのがRPOの魅力。
記事を見る
採用代行
人事ソリューション本部で、採用コンサルタントとして活躍する加野 絵里奈。人材派遣会社で営業やコーディネーターの経験を積んだ彼女は、人事職の経験がないながらも、現在PM(プロジェクトマネージャー)としてお客様の採用活動を幅広くサポートしている。PMになったときは「不安よりも、楽しみのほうが大きかった」と語る、好奇心旺盛な彼女にパーソルワークスデザインへ転職した経緯から、仕事のやりがい、今後の目標について聞きました。
人事ソリューション本部 リクルーティングソリューション1部
加野 絵里奈
前職では人材派遣会社の営業・コーディネーターを経験。
2019年パーソルワークスデザインに中途入社。入社後は、外資系保険会社のプロジェクトでお客様先へ常駐し、採用コーディネーターを担当。約半年後にPMに昇格し、現在もPM兼リクルーターとしてお客様の採用活動をトータルでサポートしている。
前職の人材派遣会社には新卒で入社しました。営業兼コーディネーターとして、クライアントへの提案や新規開拓といった営業活動が中心でしたね。それに加え、求職者との面談、求人広告の原稿作成・校正までさまざまな業務を経験しました。
多くの仕事を経験できたことはよかったのですが、日々の業務に必死になるあまり、視野が狭くなっている自分にあるとき気づいたのです。いまの自分は、「お客様から依頼される欠員を埋めることが仕事の目的となっている」と。
そのときから、将来のキャリアへの焦りと不安が徐々に大きくなっていきました。「自分にしかできない仕事がしたい」「ただ欠員を埋めるのではなく、お客様とともに人事や採用の課題を根本的に解決していきたい」という想いが日を追うごとに強くなり、人事職に絞って転職活動を始めるようになりました。
転職エージェントの方に紹介してもらったのがパーソルワークスデザインを知ったきっかけです。そのときは、パーソルワークスデザインのRPO(Recruitment Process Outsourcing)の仕事内容が「幅広い知識を身につけ、さまざまな採用課題を解決していきたい」という自分の志向とマッチしていると感じていました。
それに、人事としての業務経験がなかったので、未経験でも企業の人事や採用に携われるという点でもパーソルワークスデインは魅力的でした。その結果、当初は企業の人事を志望していましたが、特定の業界に縛られず、さまざまなプロジェクトを経験することができるRPOに照準をしぼり探していました。
最終的にパーソルワークスデザインへ決めたのはパーソルグループという安心感もありますが、豊富なナレッジがあることで、より採用に関する知見が広められると感じた点も大きかったです。
入社後は、外資系保険会社のプロジェクトで採用コーディネーターとして、面接の日程調整や選考結果の連絡、問い合わせ対応などの業務をメインに担当していました。その後、お客様先に常駐するようになり、約半年後にはプロジェクトマネージャー(PM)とリクルーターを担当するようになりました。
現在もPM兼リクルーターとして、プロジェクトの進行管理やお客様との折衝、業務構築などが業務の中心です。同時に、募集ポジションの進捗管理、エージェントコントロール、採用マネージャーとの折衝業務など、お客様の採用活動を幅広くサポートしています。
採用コーディネーター業務
※1 ATS:「Applicant Tracking System」の略。応募者受付や応募者との連絡、進捗管理などを効率化するために導入される選考管理システム。
プロジェクトマネージャー(PM)業務
リクルーター業務
RPOが人事業務の代行をすることを知っていましたが、人事職は未経験でした。そのため、具体的な業務内容やその範囲について最初はイメージが湧きませんでした。その不安が払拭されたのは、充実した研修プログラムや徹底したサポート体制が整っていたからです。
私も本部内で開催されている、採用スキルの向上を目的としたリクルーター研修へ参加したことがあります。何時間も使って採用の基礎から丁寧に教えてもらえたので「こんな大がかりな研修をしてくれるのだ」と感動した覚えがありますし、今の仕事にとても役立っています。
さらに、前職はExcelやWordを使う機会も少なかったので、ITスキルにも不安はありました。しかし、パーソルグループ全体でExcel研修が開催されており、そこで基礎を勉強できました。あとは先輩方からも教えていただきながら、実際のプロジェクトを通じて各種ツールの使い方を学んでいきました。
自分からPMを希望しました。転職活動時からマネジメントに興味があり、「ゆくゆくはPMとしてチームを統括しながら、お客様とともに採用課題を解決していきたい」という想いを入社時から上長に伝えていました。ただ、まさか半年でPMになれるとは思いもしませんでした。
当時、たまたま組織体制の変更があり、そのタイミングで思い切って手を挙げてみたのです。それが受け入れられ、なんとPMを担当することに!人事職が未経験だったので、不安がなかったわけではありませんが、不安よりも楽しみのほうが大きかったですね。今思えば、あのときに思い切って手を挙げて本当によかったと思います。そして何よりも、自らチャレンジできる環境で仕事ができることに喜びを感じています。
お客様とともに課題を解決し、喜びを分かち合えた瞬間です。採用の計画段階から採用手法のアドバイスをすることや、採用マネージャーの方にさまざまな提案をしながら目標達成に向けて動くということは、前職では経験できませんでした。そこに大きなやりがいを感じますね。
あと、これは最近の出来事ですが、こちらからヒアリングしなくても、お客様のほうからお声がけいただき、採用についてご相談くださったときです。現在、IT系の採用サポートも担当しているのですが、IT業界は人材不足ということもあり、多くの企業が採用に苦労されています。
難しい採用ではありますが、私のことを信頼し、ご相談していただいた以上は積極的な提案、密なコミュニケーションを心がけ、お客様の採用成功に向けて尽力していきたいです。
ありがたいことに信頼していただき、うれしい限りです。ですが最初からお客様から信頼いただけていた訳ではありません…。プロジェクトに参画し始めた当初は、円滑なコミュニケーションができず、毎回手探りの状態でした。まずはお客様から信頼していただくことが大切だと考え、定期的なヒアリングや積極的なコミュニケーションをするように心がけましたね。
誠実な姿勢でお客様に向き合いミスなく業務を遂行する。これを地道に積み上げていき、今の信頼関係が構築できたと思っています。最近は、お客様から率直なご相談をいただくことも多く、自分自身を信頼していただけていると感じます!また、それが自らの学びにもなり、さらに頑張ろうというモチベーションアップにつながっています。
インプットした膨大な情報を知識として身につけ、活用できるようになるまではとても苦労しました。RPOという事業柄、業界問わずさまざまな企業の採用をサポートしているので、各業界の専門的な知識が必要になります。
さらに、PMという立場ですので、役員レベルのお客様にも納得いただけるプレゼン力も必要です。自らPMに挑戦したものの、インプットが追い付かず想像以上に大変でした。
そんなときは一人で悩むよりも、分からないことは素直に周りの人に聞くようにしています。同じ部署のメンバーからアドバイスをもらう、リクルーター同士の勉強会を開くなど、対話を通じて専門知識を深めていきました。困ったときや悩んだとき、メンバーに相談すれば真摯に向き合ってくれて、サポートしてくれる環境があったので乗り越えられたと思います。
また、パーソルワークスデザインだけでなくパーソルグループの社員とも定期的に関わる機会があったので、その方からもアドバイスをいただきました。他社の方から採用に関するアドバイスをいただけるとは思ってもみなかったので、まさにそこはパーソルグループならではの強みだと実感しています。
さまざまな方からアドバイスをもらったことで専門的な知識も深まり、数値分析をもとにした根拠のある課題抽出・施策提案ができるようになりました。そして採用に関する知見がさらに深まったと感じています。
今までの採用の常識にとらわれない、新しい採用手法を確立させていきたいです。転職市場の変化にともない、採用手法も見直していかなければなりません。そのためにも、まずはさまざまな業界の採用に携わり、「採用のプロ」としての基礎力を磨いていきたいです。そしてゆくゆくは大規模なプロジェクトに挑戦し、自身のスキルを磨いてチームマネジメントにもチャレンジしたいと考えています。
最も大切にしていることは、心身の健康です。自分の体調が万全でないと、当然仕事でも良いパフォーマンスは発揮できませんので、休日はしっかり休んで仕事のオンオフを切り替えるようにしています。
あともうひとつは、失敗を恐れず挑戦することです。何かひとつを決断するときに、いろいろと考え過ぎてしまう傾向があります。ですが、迷い始めたり、変化を恐れ始めたりしたときは、「とりあえずやる、何とかなる」という持ち前のポジティブ精神を活かして、小さなことでも積極的にチャレンジしていきたいです。
※記事の所属部署・肩書・情報は公開日時点のものです。