「新しい挑戦でスキルを広げたい」再入社で感じた、採用代行の面白さと温かい社風。
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採用代行
自社の採用業務を経験したことのある方なら「自分の採用知識は偏っているのでは?」「他社ではどうしているのか?」など不安を覚えたことのある方もいるのではないでしょうか。
今回インタビューした金保も同じ経験をしたひとりです。そんな金保が最終的に選んだのは自社採用業務ではなくRPO(※1)でした。
本インタビューではそんな金保に「なぜRPOを選んだのか?」「RPOでどんな知識や経験ができたのか?」などについて語ってもらいました。
※1 RPO:Recruitment Process Outsourcingの略。企業の採用活動を外部パートナーへ委託すること。
人事ソリューション本部 リクルーティングソリューション1部 4課
金保 実
2020年中途入社
前職ではリゾートホテルを運営しているベンチャー企業で、主に採用業務を担当。企業人事だけではできることに限界があると感じ、転職活動をスタート。さまざまな企業の採用を経験できるRPOに興味を持ちパーソルワークスデザインに中途入社。現在は複数企業の中途採用プロジェクトに従事している。
不動産事業とリゾートホテルを運営しているベンチャー企業に入社して、そこで人事だけでなく総務や労務全般を担当していました。その中でも求人媒体やエージェント、求職者との各種調整や交渉などを行う採用業務がメインの仕事でしたね。
業務内容に不満などはなかったのですが、ベンチャー企業ならではの苦労もありましたね。すべての業務が初めての経験でしたが、私と一緒に採用を担当されていた先輩社員も採用業務に関しては知見が浅く、あまり教えてもらえるような環境ではありませんでした。半年ほど経ったときに「今後のキャリアのことを考えると、ここよりもっと良い環境があるのではないか」と思ったことが転職活動のきっかけです。もちろん自分でキャッチアップして、各社外担当者と必死にコミュニケーションを取った経験は今にも活きていますが、ロールモデルがいなかった当時はすごく大変でしたね。
とはいえ、すでに採用が進んでいる求職者、そして部門のみなさんに迷惑はかけられないですし、その業務が落ち着いたタイミングで転職をしました。
転職活動をしていた当初の転職軸が「自宅から通える」ことと「採用業務ができること」だったのですが、そんな時にたまたま、この条件に合うパーソルワークスデザインの求人を見つけたんです。
応募したきっかけはそこだったのですが、RPOについて調べていくうちに、どんどん志望度が上がっていきました。
それにパーソルグループというところにも会社としての安定感を感じましたね。
RPOの最大の魅力はいろいろな会社の採用業務を経験できるところです。
企業人事では自社の採用業務しか経験できないんですよね。前職がベンチャー企業だったことで、媒体差配やエージェントコントロールなど採用業務一式を担当することはできたものの、より良い採用手法や採用トレンドのキャッチアップにはいつも苦労していました。また会社によっては、採用業務を工程別に分業にされているケースがあります。そのような場合は、採用業務の一端を担うことしかできなかったり、その会社特有の知識やスキルしか身につかない可能性があるんです。
でもRPOなら複数のお客さまの採用業務を代行するので、さまざまな業界や職種の採用を経験できます。使用する媒体や手法も企業によって異なるので、対応する業界や職種によって、幅広いスキルや知識を得ることができます。このことが、企業人事でなくRPOでキャリアを高めたいと思った最大の理由ですね。
元々はオフィス勤務を想定していましたが、入社後に担当する予定だったプロジェクトが変更となり、在宅勤務になると聞いた時はちょっと不安になりました。一通りの採用業務経験はあるものの、在宅で一人だけで仕事をすることが今まではなかったので、自分ひとりでできるのか、分からないことなどはどうすればいいのか、すごく不安でした。
ですがいざ業務がスタートすると、先輩や上司だけでなくお客さまも在宅勤務だったので、そんな環境で仕事を続けていくうちに自然と慣れていきました。
それに入社した当初は周りの先輩や上司がすごく気にかけてくれたので、不安になることは一切なかったですね。
今は3つのプロジェクトを担当していて、主な業務内容は「お客さまの採用企画」です。お客さまのお悩みは本当に多岐にわたります。その中でもやはり多いのは「ほしい人材が集まらないこと」ですね。なので、例えどんなに応募者を多く集めてもお客さまが求める人物像にあった応募者を集めないと、結果として採用に至らずにお客さまのお悩みを解決したとは言えません。
なので、まずはお客さまの求める人物像をしっかりと理解する。その後に、どうやって適切に応募者を集めるかを考えます。最終的に、応募者が「この会社に入りたい」と思い、お客さまも「この人と働きたい」と思える機会をどれだけ多く作れるかが、私の担当している「採用企画業務」としてできる最大の価値提供かなと思っています。
もちろんあります。それぞれのお客さまで採用する職種はバラバラですし、採用フローや使用するシステムなども異なります。その分、自社の採用の経験だけでは手に入らなかった知識やスキルが幅広く身に付いたと思いますね。例えば、お客さまの採用サイトの制作支援や面接官トレーニング動画の制作などを経験したことで、採用サイトの制作の流れや動画制作の流れ、面接ノウハウなども知ることができました。
採用業務のゴールはもちろん、一緒に働きたいと思える人を採用することだと思いますが、ゴールまでの道のりはひとつではないと思っています。いろいろな道のりがあって、わたしはその道を増やし続けられるように日々業務に励んでいます。
将来的に転職してほかの企業の採用を行うことになっても、この経験や知識が活かせると思いますし、何よりも自分自身の市場価値を高められていると実感しています。
お客さまにもよりますが、基本的に採用企画業務では多くの裁量権をもって動けています。「他社様ではこんなことをやって成果が出ました。御社で実施するとこんな成果を見込めますが、チャレンジしてみませんか?」と提案することもあり、RPOだからこそできることだと思いますね。その提案が通って、結果に繋がった時は純粋にやって良かったと嬉しい気持ちになります。
もちろん母集団形成だけでなく、選考中の歩留まり改善や、選考フローの見直しなど、採用活動がより良くなることはどんどんお客さまへお伝えします。すべてがうまくいくとは限りませんが、こういったことも裁量権をもって取り組めている証拠かなと思いますね。
お客さまに代わって採用業務を行っているため、採用成果に対して責任やプレッシャーを感じることはありますね。特に採用業務は市場や競合、候補者様の動向、選考関係者の協力体制といった外部要因の影響を受けやすく、施策を行ったとしても一定の成果を得られるとは限りません。提案した施策がうまくいかずお客さまにその結果を報告するときは少し強い気持ちが要りますね。ですがその分、達成できた時の嬉しさとやりがいは大きいですよ。
これも多いですね。自身が担当するプロジェクトで採用する職種の市場調査をする際に、グループ会社の担当者と連携することもよくあります。
また、グループ会社間だけでなく、自分が所属する課でもナレッジ共有会をつくって積極的に情報交換をしています。他のプロジェクトでの採用成功事例を共有したり、人材紹介会社での経験があるメンバーに、人材紹介会社のコーディネーターが考えていることなどを共有してもらったり、さまざまな情報を共有しています。
プロジェクトによって異なりますが、2~3名のプロジェクトもあれば、大きいものだと10名以上のプロジェクトもあります。私が所属している3つプロジェクトはそれぞれ3名、5名、7名のチーム規模ですね。
チームづくりで意識しているのは、相談しやすい環境にすることです。分からないことを気軽に聞ける、もし何かミスをしても報告しやすい雰囲気のチームにしたいと考えています。
凄く満足しています。有給休暇も取りやすいですし、ワークライフバランスがすごく整っていると思います。上司が率先して休暇を取っているので部下も取りやすいんですよ。だから休暇を取る時の罪悪感みたいなものがまったくないんです。ちなみに、チームの中で有給休暇を取得するときは「謝るのは禁止。感謝を伝えよう」というルールにしています。なんとなく、休むときは「申し訳ないな」と思う気持ちがあると思うんですが、他のメンバーは迷惑に思うことって絶対にないと思うんです。なので、「ありがとう!」と伝えれば全員ポジティブになれるので、このルールを設けています。
一つのプロジェクトに深く入り込むPM(プロジェクトマネジャー)やリクルーターといったキャリアを目指す人が多いのですが、私は複数のプロジェクトに関わりながらフォローやサポートをすることのほうが得意ですし、好きなんですよね。今も、そしてこれからも、組織やプロジェクト運営に広く携わり、チームやメンバーの成長を後押しするような存在になりたいです。イメージとしては、課長と各PM、メンバーを繋ぐ、かけ橋のようなポジションとしてのキャリアパスを新たにつくれたらいいなと考えています。
※記事の所属部署・肩書・情報は公開日時点のものです。