求人媒体8つをシンプルに比較!選ぶポイントやメリットを徹底解説

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求人媒体8つをシンプルに比較!選ぶポイントやメリットを徹底解説

求人媒体8つをシンプルに比較!選ぶポイントやメリットを徹底解説

新たな人材の発掘を目指すうえで、頼りになるのが『求人媒体』です。日本国内には実に多くの求人媒体が存在していますが、それぞれの特徴をしっかりと比較し、選び方を理解しておくことで、効果的な求人を進められるようになるはずです。

本記事では、よく利用されている求人媒体を比較しながら、利用メリットや選び方のポイントについて解説していきます。

1. 求人媒体とはそもそも何か

そもそも求人媒体は、その名の通り「働き手を求めるのに特化したメディア」のことを指します。多様な会社の求人情報が求職者向けに掲載されており、職探しのきっかけとして広く重宝されています。

求人媒体には民間が運営しているものだけでなく、公共機関が発行しているものも存在します。自社の求人ニーズや業務内容に応じて、適切な媒体を選んでいきましょう。

2. 求人媒体を利用する3つのメリット

求人媒体を利用することで、自社で直接求人を行うよりも大きなメリットが得られることから、多くの企業が利用しています。ここでは3つのメリットをご紹介していきます。

2-1. 大きな母集団と接点を持つことができる

求人媒体を利用する最大のメリットは、とにかくその媒体に触れる求職者の数が多く、多様な働き手に対してアプローチができる点です。

自社だけで求人を実行しようとすると、どうしても求人募集の発信力は限定的になってしまい、思ったような問い合わせを受けることができません。そこで、求人媒体への掲載を行うことで、優秀な人材を豊富な応募者の中から選び抜くことができるため、企業の人材不足解消を効果的に進められることになります。

2-2. 24時間、求人窓口を開けておくことができる

Web上の求人媒体に広告を掲載すると、エントリー手続きをその媒体で進めることができるため、24時間応募してもらうことができます。仮に求人募集を自社への電話対応のみで行っていると、営業時間外の問い合わせに対応することができず、募集できる人材に限りが出てしまいます。

高度に設計された求人媒体を利用することで、求職者と豊富な接点を持てるようになるというわけです。

2-3. 特定のターゲットに訴求しやすい

紙媒体で発行している求人媒体は、地域密着型の求人を行うのに適しています。紙の求人媒体はエリアごとに発行しているものが多いため、そのエリアに特化した情報発信を行うことで効果的に人材確保を進められるのです。

会社の設備や近隣の施設に人材募集の張り紙をするというよりも、はるかに短期間で多くの応募者を集められるのが強みといえるでしょう。

3. 求人媒体にはどんな種類があるのか

求人媒体の種類について解説

先ほど「紙媒体だと特定のターゲットに訴求しやすい」と書きましたが、そもそも求人媒体には、どのような手段があるのでしょうか。種類を見てみましょう。

3-1. 求人サイト

近年、求人募集と求職者のユーザーが最も増えている媒体が、求人サイトです。インターネット経由で人材を募集することで、全国から応募者を集め、優秀な人材の確保を効率的に進めることができます。

3-2. 人材紹介サービス

人材紹介サービスは、専門のエージェントと募集会社がコミュニケーションをとり、理想の人材をマッチングしてくれるサービスです。人材にある程度のスキルを求める場合や、ミスマッチのリスクを回避したい場合には、エージェントを活用した採用活動を進めるのが良いでしょう。

3-3. ハローワーク

公共機関であるハローワークは、求職者を地域密着型で探しながら、採用コストを小さく抑えられるのが強みといえるでしょう。民間とは異なり求人掲載に費用がかからないので、リーズナブルに求人を行いたい場合にはありがたいサービスといえます。

3-4. 雑誌・フリーペーパー

雑誌やフリーペーパーといった紙媒体は、Webと合わせて人気のある求人媒体です。雑誌の特色に合わせた広告掲載を行うことで、読者層や地域に合わせてマッチング率の高い人材確保を行うことができます。

4. 求人媒体を選ぶうえでのポイント

求人媒体のメリットや種類について説明してきましたが、求人媒体を選ぶうえではいくつかポイントがあります。続いては、求人媒体を選ぶうえでのポイントを3つほどご紹介しましょう。

4-1. 求人コストをあらかじめ定めておく

1つ目のポイントは、求人にかけられる予算をあらかじめ決めておくことです。
人材探しは募集をかける媒体や手段に応じて、必要となる費用が大きく変動する業務です。そのため、その人材を探すためにどれくらいのお金をかけられるのか、具体的に設定しておくことが大切でしょう。

かけられる予算をあらかじめ決めておくことで、選ぶべき手段も自然と限定されていきますので注意が必要です。

4-2. 募集人数を定めておく

人材募集の際には、どれくらいの人数を必要としているのかも考えておくと良いでしょう。例えば「とにかく人数を集める必要がある」という場合、Webの求人媒体で応募者の母数を増やす必要があります。

逆に「少数精鋭で選りすぐりの人物をピックアップしたい」という場合、エージェントに相談してマッチングしてもらうなどの方法が挙げられます。募集人数によって媒体や手段が変わってきますので、その点も意識しておきましょう。

4-3. 具体的な人材のイメージを固めておく

3つ目のポイントは、具体的な人材のイメージを固めておくことです。
どんなスキルを持った人材が良いのか、年齢はどれくらいかなど、自社のニーズに合わせて募集人材の要件を固めておくことで、適切な媒体選びや人材選びをスムーズに進められることになります。

5. 8つの主な求人媒体を比較

続いては、多くの企業が利用している8つの主な求人媒体について、それぞれをシンプルに比較しながらご紹介していきます。

5-1. doda

「doda」は日本最大級の登録者数を誇る中途採用者向けの転職支援媒体で、更なるキャリアのステップアップを目指す人に人気のサービスです。それなりに予算をかけて、経験者採用や即戦力人材の採用を効果的に進めたい場合には有効な求人媒体といえるでしょう。

公式サイト:https://doda.jp/

5-2. エン転職

「エン転職」は34歳以下の割合が高く、若手採用に最適な求人媒体といえます。プロモーションに力を入れており、毎月多くの新規会員獲得をおこなっています。スマホのユーザビリティも高く、専任のコピーライターが求人を作成しているため質の高い求人広告を打ち出せるのも特徴です。

公式サイト:https://employment.en-japan.com/

5-3. マイナビ転職

「マイナビ転職」は、全国各地の求人を取り扱う求人媒体で、掲載件数も業界最大級を誇ります。オリコンで転職サイトとして「顧客満足度ランキングNO.1」を獲得するなど絶大な支持を得ています。職種・業種のバランスが取れていることも特徴的でしょう。

公式サイト:https://tenshoku.mynavi.jp/

5-4. Green

「Green(グリーン)」は、IT/Web業界・ベンチャー企業の採用に強い報酬型求人媒体です。エンジニア、デザイナー、ディレクター、営業、マーケティングなどを中心に、業界の経験者を広く採用しています。また、「ダイレクトソーシング(*ダイレクトリクルーティング)機能」が充実している点も特徴といえます。

公式サイト:https://www.green-japan.com/

5-5. type

「type(タイプ)」はエンジニア採用に強みを持つ求人媒体です。定期的に開催されているエンジニア向けの『転職フェア』などによって、エンジニアからの認知度が高いことも大きな特徴といえるでしょう。

公式サイト:https://type.jp/

5-6. 女の転職type

「女の転職type」は、女性の中途採用に特化した求人媒体で、主に女性社員を探している会社に広く利用されています。個別の求職者にスカウトを送ることができるなど、能力重視で人材を発掘したい場合に活用できるサービスといえるでしょう。

公式サイト:https://woman-type.jp/

5-7. Re就活

「Re就活(りしゅうかつ)」は日本で唯一20代を専門とする中途採用の求人媒体です。社会人経験があってステップアップを考えている「ヤングキャリア」層や、「第二新卒・既卒」層など、『20代の若手人材のみ』をターゲットに絞って集客していることが、大きな特徴といえます。

公式サイト:https://re-katsu.jp/career/

5-8. Career Cross

「Career Cross」は日本最大級のバイリンガル・グローバル企業専門とする中途採用の求人媒体です。外国人の登録者も多く、日本人登録者の英語レベルもビジネスレベル以上と、非常に高い英語力を持つ人材が登録しているのが特徴です。

公式サイト:https://www.careercross.com/

6. 求人媒体を利用する際の注意点

求人媒体を選ぶ際のポイントについて解説

具体的な求人媒体をいくつかご紹介してきましたが、続いては、それらの求人媒体を利用する際の「注意点」です。求人媒体を利用する際には、以下に記載するポイントを注意しておくようにしましょう。

6-1. 他社の求人広告に埋もれてしまう可能性がある

1つ目のポイントは、他社の求人広告に自社の求人広告が埋もれてしまう可能性がある点です。多くの求職者が利用している媒体ほど、多くの求人広告が掲載されているため、自社よりも条件の良い会社があればそちらに人が流れてしまうのは必然です。

他社の求人に埋もれてしまうと、思っていたように短期間で人材を確保することが難しくなるため、自社の条件に合わせて柔軟に掲載内容や求人要件を見直す必要があるでしょう。

6-2. 紙媒体は修正ができない

求人媒体の中でも紙媒体については、求人広告の内容を修正できませんので、その内容に問題がないかを丁寧に確認しておく必要があります。

給与や福利厚生について記載ミスがあり加筆修正を行ったとしても、応募者にも口頭で伝える必要がありますので、その分の手間が増えてしまうことは注意しなければなりません。

6-3. できるだけ求人要件は正確に記す

どのような人材を探しているかについては、できる限り正確に記述しておくのが理想です。

福利厚生や給与についての情報や、業務内容が曖昧だと、「この会社、どんな仕事をするのかよく分からない」「なにか隠し事をしているのだろうか」と思われてしまい、人材が集まりにくくなってしまいます。要件は明瞭に記すようにして、誠実に求職者と向き合うよう心掛けましょう。

7. 料金プランと無料オプションの詳細

求人媒体を選ぶ際に重要な要素の1つが、料金プランと無料オプションの詳細です。
各媒体が提供する料金プランや追加オプションについて理解し、予算に合わせて最適な選択をしましょう。

7-1. 料金プラン

求人媒体は、企業の予算やニーズに合わせて複数の料金プランを提供しています。メリットや効果に応じてプランを選ぶことで、費用対効果を最大化することができます。

一般的な料金プランには以下のようなものがあります。

・ベーシックプラン
基本的な求人広告掲載が可能で、比較的低価格なオプションです。

・プレミアムプラン
優遇措置や特典が付いており、より多くのアクセスや反応が期待できます。

・カスタムプラン
企業の要望に基づいて、サービス内容や料金をカスタマイズすることが可能です。

各媒体の公式ウェブサイトを比較し、適切な料金プランを選択しましょう。
プランの詳細を理解することで、追加費用やサービス内容を把握できます。自社にあったプランを選択できれば、適切な料金設定となるでしょう。

7-2. 無料オプション

一部の求人媒体では、無料で利用できるオプションがあります。
これらのオプションを活用することで、コストを抑えながらも効果的な求人広告を展開することができます。

無料オプションの例

・優先掲載
新着求人や注目求人として特別な表示がされることで、多くの応募者にアピールできます。

・応募者情報閲覧
応募者の情報を無料で閲覧できるサービスを提供している場合もあります。

・PR記事掲載
企業の魅力やメッセージを無料でPRする機会を提供している場合もあります。

無料オプションは、サービスごとに異なるため、各媒体の公式サイトや担当者に詳細を確認しましょう。

7-3. 料金プランと無料オプションの活用の流れ

採用広告を進めるうえで重要な、料金プランを選択する流れを確認しておきましょう。

(1)予算を確認
事前に予算を設定し、各媒体の料金プランとの比較を行います。

(2)プランを選択
目的や求める効果に応じて、適切な料金プランを選択します。
予算内で最も効果的なプランを見極めましょう。

(3)無料オプションを利用
媒体が提供する無料オプションを活用し、追加の広報効果やアクセス数の向上を図りましょう。無料で利用できるものを把握し、活用することで広告の効果を高めることができます。

料金プランだけでなく、効果的に活用できる無料オプションの確認をすることで、より自社にあったプランの選択が可能になるでしょう。

8. 検索機能や結果の評価基準の重要性

さらに、求人媒体の比較において、検索機能や結果の評価基準も重要な要素です。
効果的な検索機能を備えた媒体を選択することで、求職者が求人情報を見つけやすくなります。また、応募者数や応募者の質、転職成功者の率などの評価基準も考慮することで、適切な求人媒体を選択できるようになります。

8-1. 検索機能

求職者が求人媒体上で、求人情報を見つけやすくする効果的な検索機能について確認しておきましょう。
以下に検索機能のポイントをいくつかご紹介します。

・キーワード検索
求職者が特定の職種やスキルで検索できることで、適切な求人情報に素早くアクセスできます。

・エリア検索
求職者が地域や都道府県などの特定の地域での求人情報を検索できることで、通勤時間や地域の要件に合った求人情報を見つけやすくなります。

・絞り込み検索
求職者が応募条件や勤務形態など、さまざまな要素で求人情報を絞り込むことができるようにすることで、個々の要件に合った求人情報を見つけやすくなります。

これらの機能を備えた媒体を選択することで、求職者が目的に合った求人情報を見つけやすくなるでしょう。

8-2. 結果の評価基準

求職者が求人情報を評価する際に重要となる要素を確認しておくことも必要です。
評価基準について、それぞれ解説します。

・応募者数
求人媒体からの応募者の数が多ければ多いほど、多くの選択肢が得られる可能性が高くなります。
応募者数の多さは、求人媒体の効果や人材採用の成功に関わります。

・応募者の質
求人媒体から応募してくる人材の質は、求職者の選択基準やスキルを反映しています。
求人媒体が求める人材像や要件と一致した質の高い応募者が集まるかどうかは、求人媒体の評価に重要な影響を与えます。

・転職成功者の比率
求人媒体を通じて応募し、転職成功した人の割合も評価の指標となります。
転職成功者の率が高いほど、求人媒体の効果や信頼性が高いといえるでしょう。

これらの評価基準は、求人媒体選定の際に参考にすることが重要です。実際の利用者の声や口コミも確認することで、媒体の評価をより客観的に把握することができます。

9. 求人媒体選定だけでなく、採用のお手伝いならパーソルワークスデザインへ

今回は求人媒体の比較について書いてまいりました。
求人広告の選択は人材採用の成功に重要な要素ですので、媒体選定には慎重に取り組むことが重要です。

パーソルワークスデザインでは、「中途採用における採用代行(RPO)およびコンサルティングサービス」を提供していますが、求人媒体の選定や求人広告の作成・掲載も代行しています。

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